|
症例集? ちょっと御注意集2
【小児視神経症】先日、どうも子供の目がよく見えていないようなのでと両親と子供さんが受診。
8歳女子で右視力手動弁、左視力 0.6(オートレフ、矯正レンズなどの設備はなし)。明瞭な R)RAPD、
右眼底は網膜血管の蛇行・拡張を伴う乳頭浮腫、僚眼も乳頭の境界は不鮮明。1週間位前には発熱があり、
以前貰っていた内服薬で解熱の既往歴。典型的な小児視神経症。総合病院を紹介、眼科を経て小児科にて
急性散在性脳脊髄炎 ADEM(疑い)にて入院。経験例ではステロイドであっさり治りました。 5/12
【右が今朝から見えにくい 】H13.1月に今朝より右目の或場所が
見えにくいと 0:20 p.m. に受診。瞳孔反応は正常。眼底検査では
右眼に写真のように乳頭陥凹著明、 蔓状血管腫?が存在。ただちに
視野検査を施行。 全自動視野検査(30度以内)で右同名半盲。
ただちに脳神経外科を紹介受診。MRI 検査にて左後頭葉に新鮮な
脳梗塞が存在。入院加療となりました。
【左眼の奥が痛くて眼が開けられない】 H13.1.22に左眼痛が近医で処方された
点眼液で治らないと 14歳女子が受診。発症は10日前。今まで同様なエピソードはない。
左眼は眼瞼痙攣で閉じている。ベノキシールを点眼しても痛みは軽減せず。眼球運動時痛あり。
無理に開瞼さすとやや外斜位。Hess ができる状態ではなかった。瞳孔反応正常。RAPD(-)。
矯正視力は右 1.2、左 0.4 。Tolosa-Hunt syndrome (有痛性眼筋麻痺)の疑いにて
除外診断のためCTを当日施行(検査のみを市立病院に依頼することが可能)。
副鼻腔、眼窩尖端部に異常なく、上眼静脈の拡張もなし。プレドニン30mg 2×を処方。
翌日には開瞼でき、眼球運動も戻っていた。
【Oculogyric crisis】中年の女性。近方視を続ける作業中に急に両眼が上転する。
自分で正面視をしようと思えばできるが力を抜けばまた上転する。閉瞼して目を休めていると
そのうち治っている。そんなエピソードが過去3回あった。現在特に薬を飲んでいるような
ことはないし、通院もしていない。眼球運動クリーゼとか注視発症とかいう病気のようですね。
【90歳の片眼視力低下】H13.8.11、数日前から見えにくいと受診。
視力はHB。翼状片が瞳孔領にかかり、白内障も強度。対光反応は鈍く、
RAPD(+)。眼底は無散瞳では朦朧としている。よく話を聞いてみると、
以前より視力は悪く、自転車で転倒したこともあるとのこと。
しかし数日前からとの訴えを信じて、散瞳してみると写真のごとし。
H13.12.21には昼寝から起きると片眼光覚(ー)と83歳の男性が発症4時間後に受診。
3年前に受診されており、初発白内障と緑内障(疑い)の病名。以後受診なし。
眼底は典型的な cherry red spot。どうも徐々に進行していた求心性視野狭窄の上に
動脈閉塞が重なったようだ。
【排卵誘発剤と幻視症?】以前ゴルフや野球でボールの軌跡を連続で写し出す技術
(ball tracking?)が多用されていた。目を動かすと、ちょうどあんな感じで物が
みえるとの訴え。まずは婦人科再診して、そういう副作用があるかどうか尋ねてみる
こと。今後も継続すれば眼科も再診してみて下さいと説明したが、その後再診(ー)。
MR紹介
最近読んだ眼科の本
ホーム
|